SUPER AGURI Formula 1
の F1 参戦がとうとう決まりましたね。強豪ひしめくワークス勢に対し、確かに弱小プライベータではありますが、純粋な日本チームの参戦実現とあって、素直に嬉しいです。かの故本田宗一郎氏が、まだ町工場クラスだったチームを率いてマン島 TT へ、そして F1 へ、と果敢に挑戦して行った頃を彷彿とさせる出来事ではないでしょうか。
まぁ、個人的な好みからは、できれば鈴木亜久里氏よりは中嶋悟氏に、その輪の中心に居て欲しかったのですが、これは、資金集めの上手い実業家タイプの亜久里氏と、あくまでも職人気質を貫く中嶋氏のキャラクターの違い、というところでしょうか。お二人の違いは、かつての F1 での走りにも、よく現れていましたよね。個人的には 1989 年オーストラリア GP での「雨のナカジマ」が忘れられません。とにかく、繊細なドライビングテクニックが問われる雨の中では、あのセナより速かったのだから・・・。
佐藤琢磨にも、なんとか汚名を返上して貰いたい。色々言われているけれど、彼は間違いなく日本人として最も表彰台の一番高いところを狙えるドライバーではないでしょうか。M.シューマッハとまともに張り合う根性は見上げたものです。4 年落ちのシャーシで結果云々は可愛そうだけれど、願わくば後半戦には、否、近い将来には、ホンダの 1・2・3・4 を再び観てみたいものです。